THOR NEAT = TRUENO(次世代再設計型) |
*AE−0086Gs SPEC*愛 称:トールニート・トレノ 形式番号:AE−0086Gs 頭 頂 高:209cm 本体重量:97kg 全備重量:151kg 基本武装:ビームツインソード ビームサーベル 携行武装:ビームアサルトライフル ビーム・ヘビーバズーカ ビームガン 追加武装:複合火器ユニット「ブリッツ」 クラッカー 防御装備:専用ビームシールド 索敵装備:アクティブ・フェイズド・アレイレーダー 光学センサー。 装 甲:タイタニア合金プロメチット複合材 発 動 機:P7A−GE 出 力:12200W(通常稼動時) 19520W(全開稼動時) 最大無補給連続可動時間:65時間 ・多種局面対応型戦闘機体。 ・正式愛称はトールニート・トレノ(THOR NEAT=TRUENO) ・トールニートシリーズ 1号機(次世代再設計型) |
○概要 トールニートシリーズはグラールからラグオルへの転戦にあたって3機ともフレームから再設計・再建造された これまで陸上戦を主眼において開発されていたトレノはこの機会に基本コンセプトの高汎用性を伸ばすため、 本来の陸戦はもとより宙間戦闘も考慮されて再設計となった。 バックパックの大型化やウイングスタビライザーなどにそのアイデアが見て取れる。 また、後述の複合火器ユニット「ランクス」の装備などの都合から、リッティに比べ全備重量は増えている。 先代のリッティから軽量化=出力強化という基本コンセプトは変わらず フレーム材質、装甲材、デザインを見直しさらなる軽量化を達成しているが 各部の機構は新型ではあるが先鋭化したものではなく信頼性や堅牢性を重視して極力シンプルに組まれている。 ジェネレータも換装され定格出力1.5倍、全開稼働時は1.4倍の出力を得るに至った。 武装は変わらずジェネレータ給電のビーム兵器を主体とし、弾薬が重量となる実弾系は(クラッカーを除き)装備しない。 主に近〜中距離対抗射撃戦をスタイルとするが 装備の変更により白兵戦や遠距離援護射撃などへの対応能力も広く、 安定した出力、優れたパワーウェイトレシオからなる運動性能、広範囲索敵能力も相まって 局面を選ばない高い汎用性を獲得している。 本機は、そのコンセプトからシンプルかつ堅牢な設計となっているが、その最大の証明として 切り札として素体での格闘も行える。 実際パーツの損耗が激しいため緊急用という注釈はつくが、全身鈍器と言い換えることもできるため その攻撃力は侮れないものとなっている。 ○基本武装 ・ビームサーベル フォトンカートリッジを内臓しており、そこから取り出したフォトン粒子に電力を与えプラズマ粒子状態にして作り出したビームを 刀剣型に固定させて作り出すビーム刃で敵を溶断する武器。 高熱量で攻撃力は高いが減衰しやすいビームを使うため、 ビームを維持するためにフォトンの皮膜で剣の形に固定化している。 どのような形に固定化するかは、ビーム刃形成フォトン皮膜射出機の調整で決まる。 この他のトールニートタイプに搭載されたビーム刃を発生する武器の原理はすべて同じ。 ちなみに、この高熱量のビームを収束、加速して打ち出すものがビーム射撃兵器になる。 非使用時には、トールニート本体バッテリーから充電している。 基本的に非武装を求められる場合以外は、常に携帯している装備。 トレノの白兵戦武器としては、予備的な位置づけになっており、主には後述のツインビームソードが使われる。 ・ビームツインソード トレノ用のカスタムビームソードで柄の両端からビーム刃を形成する。 取り回しにくく見られるが、振り回した際にトレノ自身のボディには当たらないように、モーションと連動して 一瞬でビーム刃をON・OFF出来るようになっており、素早くトリッキーな連続攻撃を可能としている。 ○携行武装 ・ビームアサルトライフル 有効射程は約350mで取り回しがよく素早い行動を阻害しない小火器。 トレノの基本携行火器になる。 新型バレルとビーム加速器の複合的な見直しにより、 3点バースト発射を基本とするが、長射程貫通力重視の狙撃モードや高圧縮ビーム弾を撃ち出す高出力モードを 切り替え使用できるようになった。 エネルギーはトレノ本体のジェネレーターから直接給電する方式となった。 ・ビーム・ヘビーバズーカ ビームアサルトライフルの機構を大型化させて、 出力を大幅上昇させた肩に担いで撃つ無反動砲式のビーム砲。 主に中距離戦において、先制攻撃、援護射撃などに使用する。 高圧縮のビーム弾を発射するのが基本運用だが、エネルギーをチャージすることで 乱発は出来ないもののレーザーのように照射時間の長いエネルギー砲のような運用も可能となった。 ○追加装備(この装備は、状況に合わせて出撃時に追加するものである) ・複合火器ユニット「ランクス」 ビームアサルトライフル・ビームランチャー・ビームダガーを一体化し、 小型ジェネレーターを内蔵した万能型火器。 前後に銃口があり、一部使用目的により可変する。 また、取っ手の部分が取り外せ、ビーム刃を形成しビームダガーとしても使用できる。 バックパックに背負って出撃し、普段は姿勢制御システムの一部として機能する。 ・クラッカー 小型のプラスチック爆弾。攻撃力を補うために作戦前に追加装備する。 火薬量はそれほどでもないが、炸裂し撒き散らす破片でダメージを与える。 ○防御装備 ・トレノ専用ビームシールド 実戦に出ているトールニートタイプで、トレノは唯一シールドを標準装備している。 回避が主眼のトールニートシリーズにあって、前線で戦線を維持する戦いが多いトレノは、 細かい被弾が避けられない場合も多く、致命的な一撃を受けないためにも 安心を一枚装備しておきたいという意味合いがある。 以前は、デッドウエイトとのリスクと天秤にかかっていたが ジェネレータ高出力化に伴いビームシールドの装備が可能となり、 結果、大幅に軽量化に成功した。 ○索敵装備 ・アクティブ・フェイズドアレイレーダー 固定式の板状のアンテナに無数の位相変換素子が配置されているレーダー。 板を回転させず電気的な動作(位相変換操作)のみで、任意の方向にレーダー波を照射したり、 任意の方向からレーダー波を受信することができる。 そのため、全天の素早い探索を可能にする。 トレノの場合、頭部のポニーテールにあたる部分に装備されている。 ・光学センサー 人間と同じように二つの眼ともいうべきカメラによって対象物を知るセンサー。 距離測定に優れ、有視界戦闘での判断には欠かせないものとなっている。 暗闇では事実上使えないが、一瞬でも光があれば瞬間的に対象物を捉え、分析が可能である。 有効索敵距離は約1800m。 ○ジェネレータ ・P7A−GE トレノ専用チューンのフォトンエネルギージェネレーター(※1)のP4A−GEの最新改造版 先代の4A−GEと規格は同じまま、一度に消費するフォトンが多くなっており高出力化。 安定と高性能を両立したバランスタイプ。 ※1:旧世代のガソリンエンジンの機構をまねて、ミウォンタイトから取り出したフォトンエネルギーを燃料として発電機を回転させる。 ミウォンタイトから直接エネルギーを取り出し使う場合に比べ、大きな電力を長時間供給することが可能となる。 ジェネレータ自体は、ティッシュペーパーの箱くらいの大きさで機体に組み込まれている。 今世代から、燃料をミウォンタイトからフォトンドロップを燃料用に精製したフォトンクリスタルに変更している。 |